ステムニュース

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2025年12月2日(火)

なぜマインクラフトで算数が伸びるのか?

こんにちは。街のイルミネーションが輝き、1年の締めくくりを感じる季節になりました。冬休みを前に、「この1年でどんな力がついたかな?」とお子さまの成長を振り返るご家庭も多いのではないでしょうか。

そんな中で、「マインクラフトをして遊んでいるだけなのに、算数が得意になった!」という声をよく耳にします。実は、マインクラフトの使い方次第で、「ある算数力」を育てることができるのです。

 

 

① 空間認識能力(図形・立体の理解)

マインクラフトでは、ブロックを組み合わせて建物や構造物を作ります。このとき、自然と「立体のイメージ」を頭の中で描いているんです。

  • 積み上げた立方体の空間認知
  • 前後・左右・上下の位置関係
  • 図形の対称性

 

こうした操作を通して、空間認識能力が鍛えられ、「図形問題」に強くなります。

② 体積・面積の感覚が身につく

家や塔などを建築するとき、どのくらいの広さや高さが必要かを考えます。その過程で、自然と次のような算数的思考を行っています。

  • 床の広さ(面積)
  • 壁の高さ・枚数(面積)
  • 必要なブロック数(体積)

 

「何ブロック × 何ブロック」と考えることは、まさに算数の計算感覚を育てるトレーニング。しかもゲームの中で実際に作って目視で確認できるため、より学習効果が高まります。

③ レッドストーンで論理的思考を育てる

マインクラフトには「レッドストーン」という電気信号を送る仕組みがあります。これは、算数やプログラミングで学ぶ論理回路・構造(if・and・or)にとても近い概念です。

  • 条件を満たしたら動く(if文)
  • 2つの条件を同時に満たす(and)
  • どちらかが成り立てば動く(or)

 

こうした仕組みを作って→試して→修正するプロセスは、算数の文章題やプログラムの思考方法そのもの。「なぜ動かないのか?」を考える力が、論理的思考力を大きく伸ばします。

④ 座標を使うことで数字に強くなる

マインクラフトでは、キャラクターの位置が「X・Y・Z」の3軸座標で表されます。これにより、自然と数学的な空間感覚を身につけることができます。

  • X軸:東西の動き
  • Y軸:高さ(上下)
  • Z軸:南北の動き

 

これらを理解して操作することで、正負の数・比例・距離感覚など、中学数学の基礎概念が自然と身につきます。「2倍離れる=2倍の距離を歩く」という感覚も、まさに算数的思考そのものです。

注意点:ただ遊ぶだけでは効果は薄い

もちろん、マインクラフトを“ただの遊び”として使っていては、これらの力はなかなか伸びません。次のような意識を持つことが大切です。

  • 計画を立てて建築する
  • 目的をもって作品を作る
  • レッドストーンなどの仕組みを活用する

 

つまり、「作ることに目的を持つ」「考えて試す」という姿勢が算数力を伸ばすポイント。この部分をしっかりと導けるのが、教室での学びの強みです。

ステムアカデミーキッズのマイクラコースでは?

当スクールのマインクラフトコースでは、ただ遊ぶだけでなく、レッドストーン回路を使った仕組みづくりを通して、算数や論理回路の基礎、そして自動化・プログラミングの考え方を楽しく学べます。

ブロックを並べながら学ぶ体験は、数字の裏にある“考える力”を育てる最高の教材。遊びながら自然に算数・論理・空間感覚を鍛えることができるのが、マインクラフト教育の魅力です。

マインクラフトは、単なるゲームではなく、学ぶ力を育てるツール。年の終わりに、新しい学びを始めるきっかけとしてもぴったりです。ステムアカデミーキッズでは、マインクラフトを通して“遊びを学びに変える”コースを開講しています。興味を持たれた方は、ぜひ体験会でその魅力を実際に感じてみてください!

 

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