AIを使ったコーディング(バイブコーディング)の危険性
厳しい寒さが続く2月。雪が降る日もあり、室内で過ごす時間が増えるこの季節、学びについて改めて考えるご家庭も多いのではないでしょうか。
最近は「AIがコードを書いてくれる時代」と言われています。自然な言葉で指示を出すだけでアプリやWebサイトが完成する――いわゆる“バイブコーディング”が注目を集めています。
便利で、スピードも速い。けれど、その流れの中で見落としてはいけない問いがあります。
「それは、本当に理解していると言えるのか?」
AI任せの開発が生む“見えない危うさ”
米Cursorの共同創業者でCEOのマイケル・トゥルエル氏は、バイブコーディングへの過度な依存に警鐘を鳴らしています。
「目を閉じてコードを全く見ずに、AIにただプロダクトを作るように指示するだけ」
そのような開発は、論理構造がブラックボックス化し、「不安定な基盤」を積み重ねることになると語っています。規模が大きくなるにつれ、やがて崩れ始める可能性がある、と。
これは、床下や配線を理解せずに家を建てるようなものです。見た目が整っていても、内部を説明できなければ、本当の意味で“作った”とは言えません。
「できる」と「考えられる」は違う
AIを使えば、動くものは作れます。しかし、「なぜ動くのか」を説明できるかどうかは別の力です。
将来AIが当たり前になる社会では、単に作れる人よりも、
- 構造を理解している人
- 論理を説明できる人
- 問題を分解して考えられる人
の価値が高まります。
特に幼少期から小学生の時期は、思考の土台を育てる重要な時期です。ここで「考える経験」を積むかどうかは、その後の伸び方を大きく左右します。
AI時代に本当に必要な教育
AIを否定する必要はありません。むしろ、これからはAIを使う力が必須になります。
ただし順番があります。
まずは自分で考える力を育てること。
その上でAIを道具として使うこと。この順番が逆になると、思考力は育ちにくくなります。
当スクールでは、コードの仕組みを理解し、条件分岐や繰り返しの意味を自分の言葉で説明できることを大切にしています。「動いたからOK」ではなく、「なぜ動くのかを説明できる」ことを目標にしています。
AIが進化する今だからこそ、人の思考力の価値は、むしろ高まっています。
将来、AIに使われる側ではなく、AIを使いこなす側へ。
その土台となるプログラミング的思考力を、今のうちから育ててみませんか。

