動画テキスト VS 紙テキスト ― 小学生の“読解力”を本当に伸ばすのはどっち? ―
新しい年を迎え、少し背筋が伸びるような寒さを感じる1月。「今年はどんなことに挑戦していこうか」「少しずつ成長していってほしい」そんな思いで、お子さまの学びを見つめ直すご家庭も多い時期ではないでしょうか。
近年、小学校でもタブレットや動画教材など、デジタル学習が急速に広がっています。「わかりやすそう」「今の時代に合っていそう」と感じる一方で、
- 本当に理解できているのか?
- 文章を読む力は育っているのか?
と、心のどこかで不安を感じることもあるかもしれません。今回は「動画テキスト」と「紙テキスト」を比べながら、小学生にとって本当に大切な読解力とは何かを一緒に考えてみたいと思います。
動画テキストのメリットと注意点
動画テキストの大きな魅力は、視覚や聴覚から情報が入るため、直感的に理解しやすい点です。難しい内容でもイメージで捉えやすく、子どもが興味を持ちやすいのも強みでしょう。学習への入り口として、有効な手段であることは間違いありません。
一方で、動画は基本的に「流れていく」ため、受け身になりやすいという側面もあります。「なんとなく分かった気がする」まま進んでしまうと、自分で考える経験が不足しやすい点には注意が必要です。
実際、デジタル教育を進めてきた国々でも、読解力や集中力への影響が課題として指摘され、紙教材へ見直す動きが出ています。動画は便利ですが、使い方次第で学びの質が大きく変わります。
紙テキストが育てる力
紙テキストの良さは、文章を自分のペースで読み進められることにあります。前後のつながりを考え、分からないところで立ち止まる。この「考える時間」そのものが、読解力を育てる土台になります。
また、線を引いたり書き込んだりすることで、思考の跡が目に見える形で残ります。これは、内容を整理し、自分の理解を確認する大切なプロセスです。
最初は地味に感じるかもしれませんが、この積み重ねが、文章を正確に読み取り、自分の頭で考える力へとつながっていきます。
なぜ小学生のうちは紙テキストが重要なのか
読解力は国語だけの力ではありません。算数の文章題を理解する力、プログラミングで条件を読み取る力など、あらゆる学びの土台となる力です。
動画やデジタル教材は理解を助ける補助としてとても優れていますが、読解力そのものを育てる主役は、やはり「読む・考える・整理する」という経験です。小学生のうちにこの基礎を育てることが、その後の学びを大きく支えます。
当スクールが大切にしていること
当スクールでは、紙のテキストを使い、文章を理解し考える力を育てる学びを大切にしています。ただ読むだけではなく、考え、整理することを意識した教材を使用しています。
小学生のうちに身につけた読解力は、これから先も学び続けるための一生ものの力になります。だからこそ、基礎となる読む力を丁寧に育てていくことを大切にしています。
新しい一年の始まりに、学びの土台について少し立ち止まって考えてみる。そんなきっかけになれば幸いです。

