中学受験とプログラミング

みなさまこんにちは!

10月に入り、ようやく過ごしやすい季節になったなあと実感しております。

ステムアカデミーキッズ足立でございます。

さて、早速ですが、皆さんはお子様の中学受験を考えていますでしょうか。

小学生のお子様を持つ保護者様であれば誰しも一度は中学受験を考えるのではないでしょうか。

特に弊社のプログラミングスクールに通ってくださっている方は本格的に中学受験を検討していることが相当多い印象です。

かくいう私も中学受験を経験しており、都立の中高一貫校に入学しました。

私は親の勧めではなく、1歳年上の知り合いがたまたまその学校に通っており、なんとなく行きたいなあと思って6年生の夏から勉強を始めました。

今思えば周りはみんなもっと早く勉強を始めていたので、とてつもない幸運に恵まれていたんだなあと感じています笑

こんな私の思い出話はさておき、、

近年、中学受験は空前のブームになっていることをご存知でしょうか?

中学受験者数は年々増加しており、2023年の首都圏の中学受験者数、受験率はともに過去最高となっています。

首都圏(1都3県)の2023年入試の受験者数は、私立中学と国立中学を合わせて5万2600人(首都圏模試センター)、また受験率は17.3%と史上初めて17%を突破した22年入試を上回り、17.86%となっています。

そんな中、プログラミングと中学受験は関係があるのか。

今日はそこについて私なりの意見をお話しさせていただきます。

まず中学入試にプ”ログラミング”という科目を設けている中学校はほとんどありません。

都内でも何校か”プログラミング入試”というものを実施しているところはありますが、今日の話題とは少し毛色が違うのでまた別の機会にお話しできればと思います。

まず初めに、プログラミングで最も身につく力は思考力です。

そして、中学受験においてそれぞれの科目の理解度を図る問題の他に、思考力そのものを試すような問題が近年のトレンドになってきています。

知識だけで解くことは難しく、持っている知識を論理的に捉え、想像し、解決していくような問題です。

つまりそれは”全ての科目にプログラミング的思考の要素が含まれている”ということです。

え?国語や算数にプログラミングの要素なんてあるわけがないじゃないか

と思われるかもしれませんが、それは多くの保護者が小学校年代における“プログラミング力”に対して誤解をしていることに要因があります。

“プログラミング”というと仕事で使うJava ScriptやPython、C言語のような画面に英語を書き込んでいくものを想像するのではないでしょうか。

しかし、小学生のプログラミング教育にテキストを書いていくコンピュータ言語の処理は必要ありませんし、それを勉強することは難しいです。

ポイントは、”プログラミング”という科目の中だけで“プログラミング”をとらえないことです。

小学生が勉強している国語や算数、理科社会などの科目は完全に独立したものではなく、それぞれがつながっています。

簡単な例は、算数の文章問題です。これは算数力だけではなく、読解力を含んだ国語力も必要になってきますよね。

プログラミング学習で行う思考は、目的の制作物をつくるために問題や課題を分解しては結合しながら、その中ででてきたパターンを一般化・抽象化し、シミュレートを繰り返します。これは勉強だけでなく実社会においても、問題解決をしていくプロセスそのものです。

この思考は確実に中学受験科目の対策に活きてきます。

しかし、各科目の理解度が下がると養ったプログラミング的思考力を発揮する場がなくなってしまうので、それぞれの勉強も疎かにしてはいけません。

ですので、可能であれば中学受験の勉強が本格的になる前に、プログラミングで思考力をつけておくことが重要だと考えます。

また、中学入試に合格しても、その先の人生はまだまだ続いていきます。

プログラミングによって培うことができる、論理的思考力、問題解決能力、想像力はどんな職種を選ぼうとベースになる力です。

(ステムアカデミーキッズ講師足立)

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ステムアカデミーキッズ開発者の西嶋孝文氏によって考案されました。このパズルの対象者は小学校低学年~ご年配の方まで、幅広い方々が楽しめます。パズルを通してプログラミング思考を養い、プログラミングの考え方や記号の使い方を学ぶことはもちろん、考える力、論理的思考力、推理力、問題解決力、集中力などあらゆるスキルを身につけることができます。

ぜひ沢山の人に楽しく学んで頂き、これからプログラミングを学んでいくための素地となるパズルになっていけば幸いです。ぜひチャレンジしてみてください。

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※プログラミング脳を育てる「西嶋式プログラミングパズル」(c2019 StemAcademyKids Nishijima Takafumi)は、色・サイズ等を加工してご家庭や個人でご使用いただくことができます。但し、再販売・再配布を禁止致します。また著作権はステムアカデミーキッズ開発者に帰属します。商用利用をご希望の方は、ステムアカデミーキッズ事務局へお問い合わせくださいませ。