秋の満月をもっと楽しむ!プログラムで知る月の秘密

秋も深まり、夜空に浮かぶ満月が美しい季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。実は今月は、「特別な満月」が訪れることをご存じでしょうか。それは「ハンタームーン(Hunter’s Moon)」と「スーパームーン」が重なる日です。

秋の夜長に輝くハンタームーン

「ハンタームーン」とは、秋の収穫が終わった後に狩りをする時期の満月のことを指します。昔の人々は、月の明るい光を頼りに夜の狩りをしていたため、この名前が付けられました。

そのため、10月の満月は「ハンタームーン」と呼ばれ、秋の夜空を彩る特別な存在なのです。

さらに、今年のハンタームーンは「スーパームーン」と重なります。スーパームーンとは、月が地球に最も近づいた時に見られる満月のことです。普段の満月よりも大きく、明るく輝いて見えるので、見ごたえがあります。今年最後のスーパームーンは、10月17日(木)と18日(金)の東の空で観測できるので、ぜひこの機会に空を見上げてみてください。

月とプログラムの意外なつながり

満月やスーパームーンを見上げて「きれいだな」と思うだけではなく、ちょっとプログラムやデータの話をしてみませんか?実は、月の動きや満ち欠けを予測するにはプログラムがとても役立つのです。

例えば、プログラムを使って「次の満月はいつ?」といったことを自動で調べたり、「今夜の月はどの方角から昇るのか?」を教えてくれるアプリを作ることができます。

こうしたアプリでは、月の位置や満ち欠けを計算する特別なライブラリ(プログラムの部品)を使っています。

もっと言うと、こうした計算をするプログラムを自分で組んでみると、ただ月を見上げるのとは違って、月の動きや天体の仕組みがすごく身近に感じられるんです。プログラムのことをあまり知らない人でも、興味が湧いてきたでしょうか?

月のデータがどんなところで使われているの?

「でも、月のデータをわざわざ集めるって、何のため?」と思うかもしれません。実は、月の満ち欠けや位置データは、私たちの生活の中で意外と役立っているのです。

例えば、昔から農業では「月の満ち欠け」に合わせて種まきをするという習慣があります。

月の光の強さや引力が、植物の成長に影響を与えるとされているためです。

これを現代では、データとして集めて「どの月相のときに種をまくと収穫量が増えるか」を分析することも行われています。

また、月の引力が海の潮の満ち引きを引き起こすことはご存じですよね。この潮のデータもプログラムやデータサイエンスで解析することで、漁業の最適な漁獲タイミングを予測するのに使われています。

さらに、人間の生活にも関係しています。例えば、満月の夜に犯罪率が少し高くなるといったデータや、満月の日に眠れなくなる人が増えるという話も。

こうした現象をデータを使って調べることで、プログラムが月と私たちの生活をつなぐ架け橋のような役割を果たしているのです。

プログラミングを使って月をもっと身近に!

プログラムの面白いところは、ただ画面の中で数字をいじるだけじゃなく、実際に自然現象をシミュレーションしたり、自分の作ったアプリが役立つことです。例えば、次のようなことができます。

・「月相カレンダー」を作ってみる

「次の満月はいつかな?」「新月はどのタイミング?」を自動で計算してカレンダーに表示するアプリを作れます。Pythonというプログラミング言語を使えば、初心者でも比較的簡単に作成できます。

・「月の位置シミュレーター」を作る

任意の日時に月がどの位置にいるかを計算し、画面上に表示するプログラムも作れます。「今日はどの方角に月が出るかな?」をリアルタイムで確認できるので、天体観測をするときの目安にもなります。

「月面探索ゲーム」を作ってみる

月のデジタルマップを使って、月面車(ローバー)を操作し、特定の場所を探すゲームを作ることも可能です。こうしたプログラムは天文学や物理の知識を楽しく学ぶことができ、子どもにとっても良い学習ツールになるでしょう。

こうしてプログラミングを使うと、ただ月を見るだけではなく、自分の手で月の動きを調べたり、好きなタイミングで天体現象を再現することができます。

子どもたちが楽しみながら学べる「科学とプログラムの交差点」ともいえるのです。

いかがでしたか?今回ご紹介した「ハンタームーン」と「スーパームーン」、そしてプログラミングの世界を通じて、プログラムが私たちの知らないところで活躍していることを知っていただけたと思います。

月をプログラムでシミュレーションしたり、データを使って月と人間の生活の関わりを調べたりすることで、プログラムの面白さがもっと身近に感じられたでしょうか。

プログラミングは単なる技術ではなく、子どもたちの好奇心を育て、自然を解き明かす学びのツールでもあります。ぜひこれを機に、プログラミングを通じて月の世界を探求してみてください!

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