「発明」とは、偶然やおふざけ、面倒だったから手を洗わなかった、単位を誤って1000倍の量を入れてしまったなど、意外な出来事から発生したりすることもあります。
たとえばストッキングに使われる世界初の合成繊維のナイロンは、アメリカ・デュポン社のカロザース研究員によって1935年に発明されましたが、発明されたきっかけはそのカロザース氏が出張でいない日に部下のヒル研究員が試作品をまとめて溶かしてガラス棒の先端につけ、どこまで伸びるかと研究室中を走り回ったことです。
今日お話するのはそんな一見すると才能の無駄遣いに思えるかもしれない、だけど将来そんな「発明」に名を連ねるかもしれない出来事です。
それが――「ウォーリーを探せを4秒でクリアするロボット」です。
「ウォーリーを見つけた」!
百聞は一見にしかず、まずは以下の動画をご覧ください。
その名も「ウォーリーを見つけた」。プロトタイプながら最速4.45秒でウォーリーを見つけ出すロボットです。
『ウォーリーを探せ』と言えば幼少期に誰もが遊んだことのある絵本。そのウォーリーを探すのにずいぶん苦労したことのある方も多いのではないでしょうか? このロボットがあればそんな苦労は一切ご無用です。
「ウォーリーを見つけた」ロボット、仕組みはウォーリーの画像を予習させたGoogleのAutoML Vision(画像認識の機械学習サービス)でウォーリーを”見つけ”、95%以上の確率でウォーリーだと思われる場合にそこを指し示すものです。ロボットアームの操作にはRaspberry piと呼ばれる安価な教育用コンピュータが使われています。
「ウォーリーを見つけた」ロボットについての記事の翻訳元であるThe Vergeによるメールインタビューによると、このロボットを考案したMatt Reed氏は、有名人の顔を判別するAmazonの画像認識・分析サービス「Amazon Rekognition」に影響を受けたとのことです。
何がきっかけになるかは分からない
記事参考元であるGizmodoの記者さえ、「いずれゲームブックを自動で読み上げて最適解を導き出してクリアしてくれたり、積んでるTRPGを勝手に遊んでその様子をARで見せてくれたりするマシーンが登場するかも。いや、いらないか……」と、何に使えばいいのか困惑しているコメントを残しているあたり、動画をご覧になった方も何の役に立つのだろうかと疑問を抱いているかと思います。
しかし、冒頭でお話したナイロンの発明のきっかけのように、発明とは端から見ると馬鹿馬鹿しい、おふざけのような出来事がきっかけで生まれることがあります。
もしかしたら今回お話した「ウォーリーを見つけた」ロボットも、そのようなきっかけとして後世語り継がれるかもしれませんね。
(参考)
『ウォーリーを探せ』を4秒でクリアしてくれるロボットは忙しい現代人の救世主!
https://www.gizmodo.jp/2018/08/finds-waldo-robot.html
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※プログラミング脳を育てる「西嶋式プログラミングパズル」(c2019 StemAcademyKids Nishijima Takafumi)は、色・サイズ等を加工してご家庭や個人でご使用いただくことができます。但し、再販売・再配布を禁止致します。また著作権はステムアカデミーキッズ開発者に帰属します。商用利用をご希望の方は、ステムアカデミーキッズ事務局へお問い合わせくださいませ。