9月も中頃を過ぎ、東京の最高気温は30度を下回り始め、寒い日では20度前後となりました。今年の夏、関東での最高気温常連である熊谷はもちろんのこと、7月23日には青梅にて観測史上初となる40度越えを記録するなど、暑さ厳しい思い出を2018年は残していきました。
さて暦の上では、秋は立秋から立冬までとされています。この立秋は2018年では8月7日からですので、とんでもなく暑い時期から秋は始まっていたようです。
時間は流れて9月中旬は、先ほど述べたように実際の気温も秋らしく、暦の上でも秋真っ盛りとなりました。秋といえば食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋など色々な秋が思い浮かびます。しかし時間をさかのぼって明治、江戸時代まで行くと、当時の人はこの言葉が真っ先に出てくるのではないでしょうか。「中秋の名月」……
今回は、科学ジャンルの一つである「天体」に目を向けてみます。
中秋の名月とは?
そもそも中秋の名月とは何なのでしょうか? 中秋の名月とは8月15日と聞いたことがある方もいらっしゃるかと思います。十五夜お月様と言いますね。この8月15日とは現在私たちが使っている新暦、グレゴリオ歴の話ではなく、旧暦、天保暦上の8月15日です。具体的な中秋の定義というものは、「秋分の日以前の、一番近い新月の日を一日目として、15日目」となっています。この秋分の日とは祝日の話ではなく、天文学上の秋分、太陽が秋分点を通過した瞬間のことです。
その定義に基づいて計算すると、今年は9月24日が中秋となります。ただし、中秋は先ほど述べた天保暦にて閏(うるう)月が入ると、場合によっては中秋は10月へとずれ込みます。
珍しい月
昨今ですと、中秋の名月だけでなく、ブルームーンやスーパームーン、ブラッディムーンなどの言葉をテレビやインターネットで聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
ブルームーンとは「一月で2回目の満月」、スーパームーンは「満月のうちで一番大きく見えるもの」という定義がよく知られています。
また、ブラッディムーンは「血のように赤い」月のこと。地平線近くにあり、地球の大気の影響で赤く染まる月や、皆既月食中の満月を指して呼ぶことがあります。
こちらの写真は2018年1月31日に起こった際の皆既月食を撮影したもの。ホワイトバランスのおかげで肉眼で見るよりもブラッディな具合です。
空を見上げるきっかけに
中秋の名月は行事の一つとして確立されているため、親御さんがお子さんに天体に関心を持ってもらいたい場合、格好の入り口として使うことができます。
中秋の名月で月を眺めることを考えるようになり、そのタイミングで皆既月食や部分月食など、街の明かりが強いところでも観察できる天体ショーが起これば、もしかしたらお子さんの空への関心は将来への鍵となるかもしれません。
一家団欒のお供に、今年の9月24日は晴れていれば空を見上げてみてはいかがでしょうか。
(参考)
http://www.astroarts.co.jp/special/2018moon/index-j.shtml
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