「宿題やりなさい!」と親に言われ、「今やろうと思ったのに!」と返した記憶がある方は多いのではないでしょうか?
今回は、プログラミング教育に限らず、お子さんの教育について、PTA会長兼エンジニアのパパさんである阿部 崇氏の記事を引用しながらお話します。
興味の芽はまさに植物
同氏は子供がプログラミングに興味を持つにはどうしたらいいのか? というテーマに対して、まずはじめに良くない例からあげていきます。
一つ目が子供の興味を削がないこと。同氏によると、親御さんにとって大事なことは、「教科や先生、小学校自体に対してマイナスのイメージを抱かせるようなことを、ご家庭で話すのは避けましょう」としています。
というのは、マイナスのイメージを抱かせると、その分野に対して積極的に学習しようと思う子はほとんどいないからです。
しかし同氏はこれとは反対の行動も良くない例としてあげています。反対の行動、すなわち積極的に興味を持たせようとする場合です。親御さんから「プログラミングは将来必須だし楽しいからやりなさい!」「算数は大事だから毎日ドリル10ページやりなさい!」と言った場合、ほとんどのケースで子供は嫌になってやめてしまいます。
冒頭の「宿題やりなさい!」と同じく、子供に何かしらの行動を強制することはよくありません。
では親御さんはお子さんに対して何もしないほうがいいのか? 同氏はこの場合「子どもたちは何もしない可能性も非常に高く、保護者としてはヤキモキすることが非常に多い」と述べています。
きっかけを大切に
では阿部氏はどうするのがよいと考えているでしょうか。それは、「子供が興味を持ったもの、好きなものから関心や興味を広げていく」方法です。
たとえば、子供たちはゲームが好きな子が多いです。このことに注目すると、ゲーム感覚で学ぶ、興味を持ってもらうという方法が生まれます。マサチューセッツ工科大学が開発したビジュアルプログラミング言語「Scratch」は視覚的要素を組み合わせるだけでプログラミングができるようにすることでハードルを下げた上で、ゲームやアニメーションなどを作ることができるようにしています。
そのほか、子供に大人気の「マインクラフト」にはプログラミング教育で用いることを想定したエディションもあります。これならば、子供たちはマイクラで遊んでいる!と思っているのに、いつの間にかプログラミングを学んでいるという事が起きます。
興味の芽に与える肥料
子供の興味の芽を育てることは大変です。しかし、好奇心の塊である子どもたちが興味を持ったものをきっかけに、その芽に肥料を与えるようなやり方が大事なことなのです。
そしてその肥料たる、興味を持ってもらえる製品や仕組みは、どんどん出てきています。同氏は、そういったものを知っておくことが保護者にできることの一つかもしれないと締めくくっています。
まずはお子様に「プログラミングへの好奇心」を引かせるところから始めてみてはいかがでしょうか。
(引用元・参考)
プログラミング教育、子どもの興味をそぐ言葉とは?PTA会長のエンジニアパパが解説(4)
https://resemom.jp/article/2018/09/07/46647.html
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ステムアカデミーキッズ開発者の西嶋孝文氏によって考案されました。このパズルの対象者は小学校低学年~ご年配の方まで、幅広い方々が楽しめます。パズルを通してプログラミング思考を養い、プログラミングの考え方や記号の使い方を学ぶことはもちろん、考える力、論理的思考力、推理力、問題解決力、集中力などあらゆるスキルを身につけることができます。
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※プログラミング脳を育てる「西嶋式プログラミングパズル」(c2019 StemAcademyKids Nishijima Takafumi)は、色・サイズ等を加工してご家庭や個人でご使用いただくことができます。但し、再販売・再配布を禁止致します。また著作権はステムアカデミーキッズ開発者に帰属します。商用利用をご希望の方は、ステムアカデミーキッズ事務局へお問い合わせくださいませ。