ついに携帯電話まで。はんだ付けから始める電子工作キット

 電子工作キットはSTEM教育が注目を集める前からあり、注目を集め始めてからプログラミング可能なロボットなどの教材は珍しいものではなくなりました。しかし今回紹介するキットはひと味違います。クラウドファンディングサービス「Kickstarter」にて登場した「MAKERphone」は、実際に通話が可能な携帯電話を自作するキットなのです。

ガラパゴスケータイで出来たことを網羅した自作携帯電話

 「MAKERphone」は、はんだ付けなどの作業をしながら携帯電話を組み立てるキットです。11歳のお子さんでも少し大人が手助けをすれば7時間ほどで完成させられるとのことです。

 Wi-FiやBluetoothを搭載し、また、マイクロSIMカードを挿せばGSM通話も可能です。ただし、日本国内ではGSM方式の携帯電話は通話ができません。その他、本キットのWi-FiとBluetoothは技術基準適合(技適)マークを取得していないため日本国内で電波を出すと電波法違反となってしまいます。

 カラー液晶画面を搭載し、ゲームで遊ぶことができるほか、MP3音楽ファイルの再生にも対応するなど、ガラパゴスケータイ時代に最新ともてはやされたことは一通りできます。このような携帯電話が自作キットとして出てくるとは驚きです。

 さらに本機はソフトウェアのカスタマイズも可能です。注目すべきは対応言語。PythonやC、C++などの言語のほか、プログラミングスクールでも多く用いられているビジュアル言語のScratchにも対応しています。携帯電話の動作を一つ一つ確認しながら学んだり、自作ゲーム開発をしたりなど、楽しみ方は色々あります。

 スマートフォンやタブレットなどに慣れたお子さんにとってはこのような昔ながらの携帯電話はかなり新鮮かもしれません。親御さんにとってもお子さんに電子工作を教えられるだけでなく、お子さんから求められるかもしれないガラケーの逸話で、親子揃って盛り上がることも。

 Kickstarterでの支援受付期間は日本時間11月23日まで。「MAKERphone」のキットが一つもらえるプレッジは94ドル(約10,584円)となっています。お届け予定は19年3月です。ただし、繰り返しとなりますが日本国内での通話は不可能なほか、Wi-FiとBluetoothの使用は現状では電波法違反となります。

(参考)
MAKERphone – an educational DIY mobile phone
MAKERphone is an educational DIY m