エドテックという言葉をご存知ですか?
エドテックとは英語で書くと「Edtech」で、「Education(教育)」とTechnology(技術)を組み合わせた造語のことです。
このような造語で近年良く耳にするものの中にFinTech(フィンテック)という言葉があります。FinTech(フィンテック)とはFinance(金融)とTechnology(技術)を組み合わせた造語で、金融サービスと情報技術を結びつけた様々な革新的な動きのことを意味します。
これと同じくエドテックとは、教育と情報技術が融合することで今までにない革新を起こそうという動きのことで、世界中で注目を集めるようになってきました。
エドテックのメリット
教育に最新のITを利用するエドテックでは、AIやVRなどを使って子どもの学習意欲を引き出してあげながら、効率よく学んでいくことが可能になります。
エドテックを活用して教育の効率化を実現しているものの中に「スタディサプリ」というものがあります。こちらは日本の情報サービス会社が開発したもので、茨城県の石岡商業高校で実際に英語、数学、国語の宿題に活用されています。
この教材はスマホで利用することも可能なので、生徒は好きな時間に好きな場所で宿題を進めることができます。
教師には生徒がいつ、どんな学習をして、進み具合はどうなのかなどのデータも送られてきます。さらに正解するまでにかかった回数や、繰り返しまちがえた問題なども分かるため、生徒の理解度や苦手ポイントを簡単に把握することも可能です。
教師の残業時間や労働時間の長さが昨今では問題視されていますが、エドテックを活用できれば時間的なメリットも大きく、今まで手作業でしていたテスト作りや採点の手間が省けることで、教師の負担を減らしてくれる役割も担っています。
エドテック導入への課題
小学校プログラミング教育の必修化も決まり、徐々にIT教育に対する関心は高まりつつありますが、日本でエドテックを導入するためにはいくつかクリアしなければならない課題があります。
その中でも最も大きな課題はやはり環境整備だと思われます。エドテックを推進していくためには、パソコンやタブレット、インターネットに繋げるためのWi-Fiなどが必要不可欠です。
アメリカでは2012年から各学校でIT教育を進める準備をしており、現在では公立の小中学校の約88%でWi-Fiの整備が完了しています。日本はというと2018年3月の段階では無線LANの普及率は35%程度に留まっています。
他にもITを教える人材の不足や、教師のエドテックに対する理解不足なども課題としてあげられます。
これらの課題をクリアするためには、プログラミング教育必修化の流れにある今が大事な時です。ここ数年で、今後日本の教育が変われるかどうかが大きく左右されるのではないでしょうか。
参考
プログラミング教育を機に学校IT化を
http://u0u0.net/5hvz
日本の教育を変える?“エドテック”
http://u0u0.net/251v
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