STEM教育での収入格差は予想通り?意外?

コロナ被害を大きく受けるアメリカ。

その被害者データをみてみると経済的弱者が経済的強者よりも多くコロナ被害を受けているようで、
特に経済的弱者の多い黒人、ヒスパニック系の人が多く命を落としているようです。

いろいろな理由がある中で、国民皆保険でないアメリカでは、
診療をうけるにもダイレクトに経済的格差が影響し、また、
コロナウイルスが体の内部を破壊していく過程は生活習慣病の進行過程と
似ているという報告もあり、食生活も大きく影響していると言われています。

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この経済格差、コロナウイルスだけでなく、アメリカにおいては教育においても大きな格差を生んでいます。

経済的に豊かな家庭はお金をかけてより良い教育を受け高収入の仕事に就いていきます。その1つとして注目されているのがSTEM教育です。

このブログを読まれている方であればすでにご存知かもしれませんが、

STEM教育とは、

S・・・Science
T・・・Technology
E・・・Engineering
M・・・Mathmatics

の頭文字をとった教育のことで、理数分野を横断的に関連づけて行う教育の総称です。

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AIやロボットが我々の多くの仕事を代替し、これらAIやロボットを生み出す業種の仕事やAIやロボットの制御や

それらを活用した仕事が多く誕生していく時代に、その時代に即した人材が高く評価されていきます。

アメリカの前大統領オバマ氏は10数年前の就任演説で「これからアメリカは、STEM教育に力を入れていく!』
との宣言以降、毎年多くの費用を投じてSTEM人材育成に取り組んでいます。

実際、2019年の投資額は、540億円ほどでした。

そして、STEM教育の延長線上にある仕事の収入国全体の平均収入よりも確かに高止まり
しています。

実際の数値で見てみると、

1)求人数に対して採用が埋まらなかった求人枠 240万件 (2018年)
2)STEM関連職の平均時給 38.85$。一方、非STEM職の平均は19.30ドル。約2倍の差。

平均年収で見てみると、

約42,980ドル:全業種サラリーマン平均

に対して、
約82,000ドル:Veterinarian 獣医師
約82,000ドル:Biomedical engineer 生物・医学・工学にまたがる領域の研究職
約71000ドル :Computer Programmer プログラマー
約64,000ドル:sonographer 超音波検査技師

という数値になっています。

身近な生活においても、STEM領域の企業が生み出したサービスを多く享受しています。

本はアマゾンで買い、スーパーはセルフレジ、電車はSuicaで決済、何処かへ行くにもgooglemapに、
乗り換え案内アプリ、医者へ行けば機器を使っての診療、医師からの説明もコンピュータに映し出された映像を元に、、、
とSTEM関連の延長線上にある業種や企業によって提供されたモノを利用して生活しています。

「20年後、こどもが就く65%の仕事は今存在しない、大人が知らない仕事についているだろう」
(米国キャシー・デビッドソン教授)

という言葉が徐々に現実味を帯びてきていますが、当然ながらSTEM関連の仕事が全てではありません。

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世の中にはたくさんの仕事があり、子を持つ親の多くが、「自分のこどもがつきたい仕事についてほしい」と願っていますし、
こうしてブログを書いている私自身、子を持つ親として同じように思っています。

ただ一つ、

「やりたい仕事や職業があったんだけど、選ばなかったのか、選べなかったのか」

この違いは大きく、その違いは経済格差以上に人生において大きな差になると断言できます。
その違いを生む大きな要因の1つは教育だと言えるでしょう。

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※プログラミング脳を育てる「西嶋式プログラミングパズル」(c2019 StemAcademyKids Nishijima Takafumi)は、色・サイズ等を加工してご家庭や個人でご使用いただくことができます。但し、再販売・再配布を禁止致します。また著作権はステムアカデミーキッズ開発者に帰属します。商用利用をご希望の方は、ステムアカデミーキッズ事務局へお問い合わせくださいませ。