♪テキシコー、テキシコー、テキシコー、テキシコー、♪という(リズムが出ないのが残念)
独特のリズムで番組が進むNHK Eテレの番組、「テキシコー」。
番組名の「テキシコー」、不思議なタイトルだなと思ったのですが、理由を聞いて納得(?)!。
プログラミング的思考(プログラミング”テキシコウ”)」の”的思考”=テキシコウ→テキシコーだそうです。
個人的にはセンスがあるというか、うまいなーと思ってしまいました。
世の中にあるものや一見難しそうな動きの物体や工程を例に出し、実は法則性があり、
それらを見つけ出すことで、プログラミング的思考の学習へと導いています。
https://www.nhk.or.jp/school/sougou/texico/
「プログラミング」という単語は他のIT用語と同じく、状況場面によって言葉の意味が狭くなったり、
広くなったりしますから捉えにくいところがあります。
加えて「プログラミング的思考」ともなるとさらに”守備範囲”が広くなります
から、人によってもその意味するところが違ってきます。
「テキシコー」では、この「プログラミング的思考」を定義づけして番組を構成しており、
「プログラミング的思考」の概念を理解するには助けになる番組という印象をうけました。
(ただ、アンプラグド(コンピュータを使わないプログラミング教育)の分野に入るため、
若干コンピュータ科学の中の「プログラミング」とは違うことは分かった上で見ていく必要はあります)
番組においては、「プログラミング的思考」には5つの考え方が必要という紹介しています。
それは、
①手順を分ける(分解)
②手順の組み合わせを考える
③パターンをみつける(一般化)
④大事なものだけ抜き出して考える(抽象化)
⑤頭の中で手順をたどる(シミュレーション)
です。
いろいろな事象を例に出しながら、
この1つ1つ、もしくは、2つや3つを取り出し、プログラミング的思考を養っていく流れになっています。
https://www2.nhk.or.jp/school/movie/bangumi.cgi?das_id=D0005180406_00000
たとえば、上記②の例として「ダンドリオン」というアニメを使った1コーナーで、駅に到着した新幹線が清掃されるシーンが登場します。
座席の180度回転と頭のところの白いカバーを取り外す工程はどのような手順になっていて、それを改善するにはどうしたらよいかという問いで構成されています。
まず、清掃員が下の手順で清掃をしていきます。
❶一番右端の椅子の白いカバーをとる
❷真ん中の椅子の白いカバーをとる
❸清掃員が奥に行く
❹一番左端の椅子の白いカバーをとる
❺清掃員が奥から出てくる
❻椅子を180度回転させる
の6工程。
が、これは、もっと効率よくできるはず!とキャラクターの上司が部下の清掃員に指示をし、あらためて行わせます。
すると、4工程で1つの作業が終了する、という内容です。
あなたは、答え、わかりますか?
正解は、
❸と❺の工程は省くことができ、❶→❷→❻→❹ の4工程。
つまり、
❶一番右端の椅子の白いカバーをとる
❷真ん中の椅子の白いカバーをとる
❸椅子を180度回転させる
❹一番左端の椅子の白いカバーをとる
他にも、「ロジックマジック」、「小和田部長とテキシコー」など、NHKっぽい構成でありながら、
10分間という短い時間の番組ということもあり、視聴しやすいと感じました。
また、小学校低学年の子向けだと思われますが、プログラミング的思考を考えるきっかけとしては
どの年齢層が見ても良い番組だと思いますね。
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