大学入学共通テストが、はじまりましたね。
朝、電車に乗ると、少し疲れた表情ながらも
付箋のたくさんついた参考書を懸命に見つめる高校生の姿をみて、
懐かしさを感じるとともに、ある高校時代の思い出が頭の中を駆け巡りました。
故事成語に「孟母三遷の教え」があります。
『孟子の家族は、はじめ墓の近くに住んでいたが、孟子が葬式ごっこをして遊ぶので、市場の近くに引っ越した。市場の近くに住むと、孟子は商人の真似ばかりして遊ぶので、学校の近くに引っ越した。すると孟子は礼儀作法の真似ごとをするようになり、孟子の母は「この地こそ子供にふさわしい」と言って、その地に落ち着いたという故事」(故事ことわざ辞典)
これは、紀元前からある「教育には環境が大切である」という教えです。
この教えが、本当にその通りだ!と思う経験をしたことがあります。
高校時代、県内で予選敗退のサッカー部に入部したのですが、
年々右肩上がりで結果を残し、
私が活動していた最後の年には県でベスト16の結果を残すことができました。
なぜ、予選敗退のチームが結果を残すことができたのか。
実は、新監督が就任し、環境が激変したのです。
それ以前の監督は変わった方だったそうで、
ボールを使ってはいけない時期があることや、
良いというまで、ただ走り続けなければいけないというような、
今では考えられない、本当にそんな人がいるの?という方だったようです。
私の入学とともに就任した監督は、
練習は2時間制(人間の集中力は2時間が限界という理論かつ量より質という考え)を
導入し、「神は細部に宿る」という言葉を常に言っていました。
サッカーだけでなく、学業、日常生活様々な場面で細部にこだわるよう言われ続け、
当時の私を含めた仲間たちは、身だしなみから言葉使い、食生活まで意識していました。
その結果、予選敗退校が県のベスト16まで成長することができたのです。
この経験から、環境は子どもの成長を左右する非常に大切なものだと感じ、意識するようになりました。
我々も1講師として日々こどもたちと接する中で、
「この環境が正解」「こういうことばがけが正解」
というのは、生身の人間を相手にしている以上ありません。
教育学部を出た先生が8割以上を占める弊校でも
“もっとこういう言い方をしてあげられたかな”など反省し合うことが多々有りますが、子どもたちが安心して楽しみながら力を身に付けられる“寄り添う教育”をもっともっと徹底していきたいと思っています。
(ステムアカデミーキッズ講師 田中)
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