小学校におけるプログラミング

日を増すごとに寒さが厳しくなっていますが、
日中の日差しの温かさは、気持ちいいですね。

先日、久しぶりに浪人をして大学に入学した友人と
画面越しに再会し、互いの近況や思い出話に花を咲かせ、
楽しい時間を過ごすことができました。

友人はというと、真面目に中学教員を目指しているとのことで、
今後は、休学し海外で暮らし、色々なものを見て聞いて成長したいんだと、
現在は、海外に行く準備を進めているとのことでした。

お互い教育学部ということや真面目な話をする間柄でもあるため、
気が付くと“教育談義”になってしまいます。
私がプログラミングスクールの講師をしていることもあってか、
友人から『プログラミング教育ってよく聞くけど、いまいち、何をしているのかわからないんだよね。』と質問されました。

頭にクエスチョンマークを浮かべた人のイラスト(男性)

プログラミング教育という言葉を聞くようになってから
数年が経ちましたので、言葉を知っている方は、多くなってきています。
しかしながら、
実際にどんなことをするのか
どんな意味があるのか
というような、プログラミング教育で何が求められているのか、
どんな意味があるのかは、まだまだ知られていないように思います。

一体、小学校では、どんなプログラミング教育が行われているのでしょうか。

【小学校プログラミング教育】
文部科学省のプログラミング教育の手引きには、プログラミング教育のねらいとして、
①「プログラミング的思考」を育むこと
②プログラムの働きやよさ、
情報社会がコンピューター等の情報技術に支えられていることなどに気付くことができるようにするとともに、
コンピューター等を上手に活用して身近な問題を解決したり、よりよい社会を築いたりする態度を育むこと
③各教科等の内容を指導する中で実施する場合には、
各教科等での学びをより確実なものとすること
という、三点が挙げられており、小学校では、これらを達成していく必要があります。

実際に、どのような取り組みがされているのかというと、
現在、文部科学省初等中等教育局情報教育・外国語教育課が運営している
「未来の学びコンソーシアム」という
文部科学省、総務省、経済産業省のポータルサイトがあります。
ここでは、小学校におけるプログラミング教育の事例等が紹介されております。

ねらい③を達成するものとして、
プログラミングツールのスクラッチを活用した、
第5学年の算数の正多角形の授業が事例として載っています。

正多角形を、プログラムを使って書くには、
正多角形の性質の理解必要です。
例えば、正五角形をプログラムする場合は、
①長さ○○の辺を書く
②72度ずらす
という命令の組み合わせになります。

このように、スクラッチを用いる場合、
書きたい図形の理解が必要なのです。
子どもたちは、書くために必要な情報(図形の性質)を獲得しようと、
自発的に学びます。もしくは、復習します。
これにより、学びが確実なものとなっていくという活用方法となっています。

今回は、小学校におけるプログラミングの教科に活用する事例をご紹介しました。
今後、小学校でのプログラミング教育がどのように行われていくのか楽しみですね。

我々のスクールとしては、
文科省の出しているプログラミング教育のねらいである
①プログラミング的思考を育むことを念頭に、
一人でも多くの子どもたちがプログラミングの楽しさに触れて、プログラミング的思考を育んでいくお手伝いができるよう尽力していきます。

(ステムアカデミーキッズ講師 田中)

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