人々を30年ローンから解放するかもしれない世界最先端の家「Sphere」とは

みなさんは一軒家を建てるのにどのくらいの費用がかかると思いますか?

地域や家の大きさなど様々な要因で費用は変わりますが、家を建てるのには多額な費用が必要だと思います。しかし、今年の夏になんと300万円で買える世界最先端の家「Sphere(スフィア)」が発売されました。

今回は、最新技術を駆使して作られる家「Sphere(スフィア)」についてご紹介します。

このSphereは、3Dプリンターを使って建てられています。
では、従来の方法ではなく、3Dプリンターを使うことによってどのようなメリットがあるのでしょうか?

 

 

1つ目は、建築スピードの速さです。広さ10平米のSphereを建てるのにかかる所要時間はたったの23時間12分だそうです。コンクリートを積み重ねていく方法のため、鉄筋や型枠を使わず、機会のため24時間や休みなく稼働できます。そのため、たったの一日で家を建てることができます。

 

 

 

 

 2つ目は、建築コストの安さです。単一素材(コンクリート)を利用することで資材のコストが低くすみ、3Dプリンターが全ての作業を自動で行うため、人件費もかかりません。従来の方法では家を建てるのに何千万円とかかりましたが、このような方法でコストを削減することで、日本に建てられたSphereは300万円で販売することができるそうです。

海外では、すでに3Dプリンターによる建築が導入されています。例えばロシアでは、24時間で38㎡の1階建て住宅を3Dプリンターで建築し、費用は115万円だったそうです。アメリカでは、24時間で、180~240㎡の住宅を約4000ドル(約45万円)で建築できる「VulcanⅡ」という3Dプリンターが商品化されています。

3つ目は、デザインの自由度の高さです。3Dプリンターでコンクリートを積み重ねていけば、曲げたり角度をつけたり、あらゆる形状を作ることができます。下の写真を見ても分かるように、球体の様な家や複雑なデザインの家も簡単に作ることができます。

しかし、海外では3Dプリンター建築の事例が増えていますが、日本ではまだ実現性は低いと言われています。日本は建築基準法で、家に鉄筋が入っていなければならないというルールがあります。現代の3Dプリンターはコンクリートをメインとしているため、鉄筋を入れるところまで機械で行うのは難しいそうです。

今後もし、3Dプリンターの建築技術が進歩して、日本でも3Dプリンターで建てられた家が発売されれば、車を買い替えるのと同じ感覚で、家を買い替える日が来るかもしれませんね。

(ステムアカデミーキッズ講師 村田)

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