子どもに何かをさせたいときは、〇〇しなさい!と強制するのではなく、その子が自発的に動けるようにすることが大切である、と以前の「勉強しなさい、は勉強しなくなる魔法の言葉」というブログで紹介致しました。
では、子どもが自発的に動けるようにするためには具体的にどのようにしたらよいのでしょうか?
今回は、自己決定理論という有名な心理学から、子どもをやる気にさせる方法を考えていこうと思います。
まず、やる気の出させ方(動機づけ)には「外発的動機づけ」と「内発的動機づけ」の2種類があります。外発的動機づけは外からの要因でやる気になる動機づけのことで、内発的動機づけは自らやる気になる動機づけのことです。
内発的動機づけを高めるためには以下の3つ欲求を高めてあげることが大切だと言われています。
- 自律性
他人に強制されたことではなく、自分で起こした行動により達成感ややりがいを感じ徐々に自律性が得られるようになるそうです。
- 有用性
「〇〇のおかげだよ」「いつもありがとう」などの声かけで相手の承認欲求を満たし、有能感を高めてあげることが大切です。
- 関係性
他人と互いに尊重し合える関係を作りたいという欲求です。集団や社会に貢献したいという思いも関係性の欲求と言えます。
では、これら3つの欲求を高めるためにはどのような方法があるでしょうか?私たちのプログラミングスクールのレッスンを例に考えてみようと思います。
- 自律性の欲求を満たすために、子ども自身で選択する場面を組み込む
ただ黙々とテキストを解くだけでは飽きてしまうので、子どもがこういうものを作りたいという要望と教えたい内容をうまく組み合わせて、新しい内容を提案してあげることで、子どもが自らで決定したという思いを持てます。
- 有能性の欲求を満たすために、成長を実感できる機会を与える
レベルが上がるにつれて、今まで作れなかったものが作れるようになったり、より自分が想像した通りに作れるようになることで、最初の頃の自分よりも成長したことを実感できます。
- 関係性の欲求を満たすために、先生や他のレッスン生と良好な関係を築く
個人での作業ではなく、ときには同じレッスンの子たちや先生と一緒になってプログラミングを楽しむことで和やかな雰囲気で取り組むことができます。
ステムアカデミーキッズでも、子どもたちが嫌々やるのではなく自らやりたいと思えるよう、全力でサポートさせていただきます。
(ステムアカデミーキッズ講師 村田)
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ステムアカデミーキッズ開発者の西嶋孝文氏によって考案されました。このパズルの対象者は小学校低学年~ご年配の方まで、幅広い方々が楽しめます。パズルを通してプログラミング思考を養い、プログラミングの考え方や記号の使い方を学ぶことはもちろん、考える力、論理的思考力、推理力、問題解決力、集中力などあらゆるスキルを身につけることができます。
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