デジタル教科書で教育はどう変わる?

 みなさんは本を読まれる際は、紙媒体で読みますか?デジタル書籍を読みますか?

 私は集中して本を読む時は紙が好きです。理由は、今読んでいるページが全体のどの位置にあるかを数字だけでなく物理的に見ることができるので、デジタル書籍よりも全体の流れが掴みやすいと感じるからです。

 デジタル書籍のメリットは、通勤などの隙間時間に気軽に読めることや、わざわざ買いに行く必要がなくなることがあります。紙媒体のメリットは、目が疲れにくい、充電しなくて良いなどのメリットがありますね。

 学校教育ではどうでしょうか?GIGAスクール構想により、デジタル教科書の普及率は上昇しています。今回は、デジタル教科書を使うことで、子どもにどのような影響があるかをご紹介させていただきます。

 子どもの様々なニーズに対応しやすい

 教室には様々な個性を持った子どもがおり、特別な支援を必要とする子も少なくありません。

視力が見えづらく板書が見えづらい子には、ピンチしてテキストの文字を拡大したり、音声読み上げ機能を使うことで補助することができます。

LDなどの学習障害により、口頭での説明では理解できない子には、動画やアニメーションを付け加えてより視覚的に分かりやすく説明することもできます。

 このように子どもの多様なニーズに対応できるのは、紙媒体にはない良さですね。

 興味関心を惹きやすい

 先程もご紹介したように、動画やアニメーションを付け加えることで分かりやすく、より楽しく学ぶことができます。情報を伝達する手段が増えるため、子どもが教科書に書いてあることに疑問や興味を持ちやすくなります。

 何かを学びたいと思うきっかけが増えることは子どもにとって非常に大切なことですよね。

一方で、デジタル教科書には、まだまだ課題も残されています。長時間スクリーンを見続けることで視力低下を招くリスクがあることや、トラブルが起きると授業が停滞する可能性もあります。

大事なのは、デジタルvs紙というように二項対立で考えるのではなく、デジタル教科書の良さ、紙の教科書の良さそれぞれを理解した上で、子どもがより良い学びを得るためにはどちらが最適か使い分けていくことだと思います。

(ステムアカデミーキッズ講師 村田)

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