3月も終わりに近づき、花粉も落ち着いてくる時期になってきて私にとってはとても嬉しい時期になってきました。
さて、弊校は、4年ほど前から日本橋にある療育施設へプログラミング指導に社員が出向いており、
療育とプログラミングは、異なる分野ではありますが、多くの点で関連性があると考えています。
療育とは、身体的・知的・心理的に発達上の問題を抱える子どもたちに対して、適切な支援を提供することを目的とした教育の一形態であり、プログラミングは、コンピューターやスマートフォン、タブレットなどを制御するためのプログラムを作る技術を学ぶことです。この記事では、療育とプログラミングの関連性について、解き明かしていこうと思います!
療育とプログラミングの共通点
療育とプログラミングには、共通する点がいくつかあります。
まず、論理思考能力の育成が重要です。プログラミングは、論理的な手順に従ってプログラムを作るため、論理思考力が必要になります。
このようなプログラミングの特性は、療育施設に通う子どもたちにとっても非常に有益です。プログラミングを通じて論理思考力を促進することで、子どもたちは自己肯定感を高め、学校の授業などでも論理的思考力を活かすことができます。
さらに、プログラミング学習は、自己表現能力を高めることもできます。プログラムを作る際には、自分がやりたいことをプログラムに反映することが必要です。このようなプログラミングの特性は、発達上の問題を抱える子どもたちにとっても非常に有益です。自己表現能力を高めることで、子どもたちは自己肯定感を高め、自分自身をアイデンティティとして認識することができます。
療育とプログラミングの相乗効果
療育とプログラミングは、それぞれが持つ特性を併せ持っているため、相乗効果が期待できると同時に、プログラミング学習を通じて論理思考力や自己表現能力、コミュニケーション能力を育成することで、自信を持って社会生活を送ることができます。
実例を1つ紹介したいと思います。
現在毎日レッスンをしている日本橋の療育施設で「LD」の症状を持つ子がいます。
LDの子に共通することですが、
入所当初から会話がうまく成立しなく、物事を全て”点”で考えている感じで、今までと同じような教育訓練では改善にかなり時間がかかってしまう状態でした。
ですが、
”プログラミングを通して物事を段階的に考えることができるようになり、”点”と”点”がうまく線につながり会話もとても上達したんです!”
と言われ、10年以上施設に勤めていてとても嬉しい出来事とプログラミングの可能性をとても感じたとのことです。
今後も療育とプログラミングとの相乗効果はデータに基づいてしっかりやっていかなければなりませんが、すべての子どもたちにタイミングと内容次第ではとても有効かもしれないと思っています。
(ステムアカデミーキッズ講師 三嶋)
各スクールレッスンで大好評!プログラミング脳を養う「西嶋式プログラミングパズル」
ステムアカデミーキッズ開発者の西嶋孝文氏によって考案されました。このパズルの対象者は小学校低学年~ご年配の方まで、幅広い方々が楽しめます。パズルを通してプログラミング思考を養い、プログラミングの考え方や記号の使い方を学ぶことはもちろん、考える力、論理的思考力、推理力、問題解決力、集中力などあらゆるスキルを身につけることができます。
ぜひ沢山の人に楽しく学んで頂き、これからプログラミングを学んでいくための素地となるパズルになっていけば幸いです。ぜひチャレンジしてみてください。
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※プログラミング脳を育てる「西嶋式プログラミングパズル」(c2019 StemAcademyKids Nishijima Takafumi)は、色・サイズ等を加工してご家庭や個人でご使用いただくことができます。但し、再販売・再配布を禁止致します。また著作権はステムアカデミーキッズ開発者に帰属します。商用利用をご希望の方は、ステムアカデミーキッズ事務局へお問い合わせくださいませ。