『情報科目と受験』

連日の猛暑、皆さま体調は大丈夫でしょうか?

この季節、洗濯物はよく乾きますが逆に洗濯するものが沢山で参ってしまっています。

気温も40度近くまで上がる日も多く、熱中症対策は欠かせませんね。

さて、「情報」という科目が小学校、中学校に導入されて数年が経ちました。

GIGAスクール構想の下、ICT教育も進みつつあり、もうすでに学校からお子様が端末を持って帰ってきているご家庭は多いのではないでしょうか。

そこで、今回はあらためて今後の大学受験や将来のキャリアについて考える上で重要な科目の一つ、

「情報科目」について、そして受験内容はどのようなものなのかお話ししたいと思います。

いうまでも無いことですが、ビジネス、医療、教育、エンターテイメントなど、

あらゆる業界で「情報」というものは重要な役割を果たしており、その中で暮らしている私たちにとってはすでにリテラシー(読み書き)の1つになりました。

しかも情報技術の進歩は現場にいる私たちにとっても本当に激しく、次から次へと新しいものが現れてはアップデートが繰り返されていきます。

この情報化の波をうまく生き抜けるようにと取り組まれているのが教育現場下での「情報」という科目の位置付けだと思います。

この情報科目、中身を見てみますと、

文部科学省では、情報教育の目標として

1)情報活用の実践力

課題や目的に応じて情報手段を適切に活用することを含めて、必要な情報を主体的に収集・判断・表現・処理・創造し、受け手の状況などを踏まえて発信・伝達できる能力

2)情報の科学的な理解

情報活用の基礎となる情報手段の特性の理解と、情報を適切に扱ったり、自らの情報活用を評価・改善したりするための基礎的な理論や方法の理解

3)情報社会に参画する態度

社会生活の中で情報や情報技術が果たしている役割や及ぼしている影響を理解し、情報モラルの必要性や情報に対する責任について考え、望ましい情報社会の創造に参画しようとする態度

と定めており、知識・技能・実践を網羅しようとしていますね。

その土台をつくる小学校での学習の狙いは

“「プログラミング的思考」を育む”

とあり、これは弊社が掲げているものと合致しています。

そして2025年度からの大学受験で「情報」は試験科目となりますが、選択科目ではなく、必須科目となる予定です。

実際に出ているサンプル問題を少し私のほうで解いてみました。

出題は結構広く、IPアドレスの知識問題から、最後は表計算ソフトを用いたロジカルな問題と幅広い範囲の出題でした。

気になるプログラミングの問題ですが、python, javaといった特定言語が出るわけではなく、日本語で書かれたコードの並び替えや穴埋め問題で、プログラミング的思考を身につけているか否かを問われています

その他の問題も、知識を問われる問題よりも、考え方を理解しロジカルに考えた上で適切なものを埋めていく問題となっています。

また、情報セキュリティや論理演算、論理回路の分野も出題されるなど、大学によって出題内容は異なっていました。

実際参考にさせていただいた問題はこちらになります。

皆様もぜひ一度、閲覧いただけるとイメージが湧きやすいかと思います。

*参考文献*

サンプル問題『情報』 問題.pdf (dnc.ac.jp)

現在の小学生たちはデジタルネイティブと呼ばれ、幼少期からインターネットに触れ、

想像以上にインターネットへの理解、扱い方など高いように思えます。

一方、非常に楽しく便利なインターネットですが、誤った使用方法や、ネットトラブルなどにも巻き込まれる数が後を絶たないのも事実です。小学校の授業でもSNS
の使い方、著作権に関わること、ネットリテラシー授業が行われてきており、「情報」の学習はこれからどんどんと需要を増していくと思います。

私たちのスクールでも、楽しく学びながらプログラミングだけでなく

ひとりひとりが安全にインターネットを活用していけるようサポートしていきたいと思います!

(ステムアカデミーキッズ講師 近藤)

各スクールレッスンで大好評!プログラミング脳を養う「西嶋式プログラミングパズル」

ステムアカデミーキッズ開発者の西嶋孝文氏によって考案されました。このパズルの対象者は小学校低学年~ご年配の方まで、幅広い方々が楽しめます。パズルを通してプログラミング思考を養い、プログラミングの考え方や記号の使い方を学ぶことはもちろん、考える力、論理的思考力、推理力、問題解決力、集中力などあらゆるスキルを身につけることができます。

ぜひ沢山の人に楽しく学んで頂き、これからプログラミングを学んでいくための素地となるパズルになっていけば幸いです。ぜひチャレンジしてみてください。

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※プログラミング脳を育てる「西嶋式プログラミングパズル」(c2019 StemAcademyKids Nishijima Takafumi)は、色・サイズ等を加工してご家庭や個人でご使用いただくことができます。但し、再販売・再配布を禁止致します。また著作権はステムアカデミーキッズ開発者に帰属します。商用利用をご希望の方は、ステムアカデミーキッズ事務局へお問い合わせくださいませ。