ステムニュース

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2025年7月28日(月)

猛暑を乗り切れ!プログラミングで作る“涼しさサポート”

7月に入り、夏らしい強い日差しとともに、じわじわと体にこたえる暑さがやってきました。
この時期になると、教室やおうちでの過ごし方も少し工夫が必要になってきますよね。

そんなときこそ、プログラミングの力を借りて“涼しさ”を作り出してみるのはいかがでしょうか?
実は、今の技術を使えば、ちょっとした知識と工夫で「自分専用の冷却サポートシステム」を作ることも夢ではないんです。

センサーで「暑さ」をキャッチ!IoTファンの自動制御

最近の小型電子ボード(ESP32など)では、温度センサーを使って空気の状態を読み取り、暑くなったら自動でファンが回りはじめる…といった仕組みを自分で作ることができます。

たとえば、、、
→ DHT11センサーを使って周囲の温度や湿度をリアルタイムで感知
→ 一定の温度を超えると、ファンが自動で回りはじめる仕組みを組み込む
→ スマホアプリ(Blynkなど)と連携
これで外出先からでも風の操作が可能になります。

こうしたIoT(モノのインターネット)技術は、今後の暮らしに欠かせない注目分野。身近な「暑さ対策」から学べるのはとても実用的です。

小さなコンピューターで「ちょうど良い風」を設計する

プログラミングに少し慣れてきたら、「ちょうどいい涼しさ」を作る挑戦も面白いですよ。

たとえば、Raspberry Pi互換のボードやPicoBricksと呼ばれるブロック型ツールを使うと、温湿度に応じたファンの速度を細かく調整できます。

・モーターの回転数を調整するプログラムを組んで、風を“やさしく”したり“強く”したりできる
・データをグラフにしたり、LEDを使って「今の快適度」を表示することも可能

プログラムを通して“体感”をコントロールする体験は、まるで未来のエンジニア気分です。

知っておきたい最新の「涼しさテック」

涼しくなる工夫はDIYだけではありません。今注目の最新技術にも、プログラミングがしっかり関わっています。

・スマートサーモスタットでは、天気予報を取り込んで「暑くなる前」に部屋を冷やすAIが活躍中
・AIと衛星データを使った“ヒートマップ”で、地域ごとの暑さを予測する技術も登場

プログラミングは、暮らしをより快適にする力を持っていることが、こうした技術からも分かりますね。

「暑さを感じる」から「涼しさを作る」へ

今回ご紹介した技術は専門的に聞こえるかもしれませんが、その多くはScratchやMakeCodeなど、子ども向けのプログラミング環境でもアイデア次第で体験できます。

・気温に合わせてキャラクターの服装が変わるScratchゲームを作る
・「涼しさポイント」を集める生活習慣アプリをVISCUITで表現する

など、自分の生活にあわせた“涼しさサポーター”を自由に想像するのも素敵なプログラム学習です。

気温が高くなるこれからの季節。
プログラムの力で、涼しく快適に過ごす方法を考えることは、「自分の暮らしを自分でつくる」ことの第一歩。
ぜひこの夏、そんな学びを一緒に始めてみませんか?

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