ステムニュース

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2025年9月8日(月)

マインクラフトでプログラミング脳は育つのか?

9月に入り、夏の暑さも少しずつ落ち着いてきました。新学期の始まりとともに、子どもたちの学びも新しいスタートを切る季節ですね。そんな今、遊びながら学べるツールとして人気を集めているのが、世界中で大ヒットしているゲーム 「マインクラフト」 です。

ブロックを組み合わせて自由に世界を作るこのゲームには、実は「プログラミング的思考」を自然に育む力が隠されています。果たして“マインクラフトでプログラミング脳は育つのか?”──その可能性を探ってみましょう。

遊びながら身につく「考える力」

マインクラフトはただのゲームではありません。建物を作るにも、仕掛けを動かすにも「どうすれば思い通りに動くか」を考え、試し、工夫する必要があります。「目的を決めて→手順を考えて→実行する」という流れは、まさにプログラミングの基本的な思考そのものです。失敗してもすぐにやり直せる仕組みがあるため、子どもたちは安心して挑戦と改善を繰り返すことができます。

レッドストーンで学ぶ“条件分岐”

マインクラフトの特徴的な要素のひとつが「レッドストーン」です。電気回路のように使えるこのアイテムを組み合わせることで、自動ドアやエレベーター、複雑な装置まで作り出すことができます。「スイッチを押したらドアが開く」= if文(もし〜なら)という発想と同じで、遊びながら条件分岐や論理構造を体験できます。

教育版マインクラフトで広がる学び

さらに学びを深めたい場合は、「マインクラフト教育版(Minecraft Education Edition)」が力を発揮します。教育版では「MakeCode」や「Python」でキャラクターやブロックを直接操作できます。「10歩進んだらジャンプする」といったシンプルな命令から、複雑な建築の自動生成まで、子どもたちは遊びながら自然にプログラミングの世界へ足を踏み入れることができます。

“プログラミング脳”が育つ瞬間

マインクラフトでの学びの核心は、トライ&エラーの楽しさにあります。
思った通りに動かない → 原因を探す/工夫を加える → 結果を確認する。この繰り返しこそが、論理的思考や問題解決力を鍛えます。プログラムを通じて「アイデアを形にできた!」という成功体験は、子どもたちに大きな自信を与えます。

遊びから未来へ

マインクラフトは遊びでありながら、その中に「学び」が自然に組み込まれています。街づくりを通じて環境問題を考えたり、防災シミュレーションで安全を学んだり──応用次第で学びの幅は大きく広がります。

当スクールでも、マインクラフトを活用した授業を通じて、子どもたちが楽しみながら“プログラミング的思考(プログラミング脳)”を育む体験を提供しています。遊びの延長にある学びが、やがて大きな未来の可能性につながるはずです。

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