読解力が成功の鍵!?

 みなさん「東ロボくん」をご存知ですか?

「東ロボくん」とは国立情報学研究所が2011年から2016年にかけて行なったプロジェクト「ロボットは東大に入れるか」において開発が進められた人工知能のことです。

 この東ロボくんですが、センター試験模試の5教科で総合偏差値57.1という好成績をマークしました。それによりMARCHや関関同立、その他複数の国立大学に合格する実力は証明されましたが、東大試験ではこの一次試験で足切りされてしまい、二次試験に進むことはできませんでした。

 そして東大受験突破という目標を成し遂げることは現状では不可能と判断され、プロジェクト自体も一旦凍結されてしまうことになりました。

 しかしせっかくここまでの成績を上げることができたのに、なぜ計画が途中で終わってしまったのでしょうか。東ロボくんや他のAIにとって苦手なことは一体何なのでしょうか。

AIに足りないものは読解力!

 技術の発展と共に昨今ではAIが万能な知能を持っているかのように錯覚されるかもしれませんが、実はAIには読解力というものが欠けています。

 東ロボくんを開発するプロジェクトのリーダーである、国立情報学研究所の新井教授は「現在のAIは人物名や地名などの知識を問う問題を与えられた際に、情報検索を行なう能力や計算能力に長けているが、細かい文章理解に必要な自然言語処理は苦手」とおっしゃっています。

 卓越した計算力と暗記力があり、問題文を計算式にしてしまえれば簡単に答えを導き出せますが、問題文に「意味」を理解しなければならない要素があれば、現状ではその解を得ることは難しいといえます。

中高生の読解力不足

 現在のAIは文章における意味を読み取る力、つまり読解力が不足しています。それゆえ人間がAIに勝る要素の一つに読解力がありますが、新井教授が東ロボくんのプロジェクトを進めながら子どもの読解力を研究した結果、中高生の文章読解力がAIと同程度かそれより劣っているという結果が分かりました。

 それゆえプログラミング教育以前に、中学校レベルの教科書を読んで理解できるだけの読解力や論理的な思考力を学校教育で養う必要性があるおっしゃっています。

 私自身プログラミングスクールの講師をしていて、プログラミングが分からないというよりは問題の文章が理解できていないことで、問題を解くことができないという生徒をたくさん見てきました。

 そういった生徒たちや全国の学生の子たちはプログラミング技術を磨く以前に、文章を読み解く力を身に付けていくことが将来において重要なことなのではないでしょうか。

参考
「東ロボ」を主導した数学者が「読解力がない子どもにプログラミングを教えても、意味がない」と主張する理由
http://u0u0.net/WCiV
「東ロボくん」が偏差値57で東大受験を諦めた理由
https://diamond.jp/articles/-/108460

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ステムアカデミーキッズ開発者の西嶋孝文氏によって考案されました。このパズルの対象者は小学校低学年~ご年配の方まで、幅広い方々が楽しめます。パズルを通してプログラミング思考を養い、プログラミングの考え方や記号の使い方を学ぶことはもちろん、考える力、論理的思考力、推理力、問題解決力、集中力などあらゆるスキルを身につけることができます。

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※プログラミング脳を育てる「西嶋式プログラミングパズル」(c2019 StemAcademyKids Nishijima Takafumi)は、色・サイズ等を加工してご家庭や個人でご使用いただくことができます。但し、再販売・再配布を禁止致します。また著作権はステムアカデミーキッズ開発者に帰属します。商用利用をご希望の方は、ステムアカデミーキッズ事務局へお問い合わせくださいませ。