2020年に始まる小学校プログラミング必修化に先駆けて、すでにプログラミング教育を行なっている学校や自治体があるのはご存知でしょうか。これらからいくつかご紹介していきたいと思います。
まずは千葉県柏市です。柏市では1980年代からすでに情報教育が行なわれてきており、2017年からは全小学校でプログラミング教育が実施されてきました。また2018年には「かしわプログラミングコンテスト」なども開催しており、市としてプログラミング教育に意欲的な姿が印象的です。
次は埼玉県戸田市です。戸田市では子ども達が、人工知能では代替できない能力と人工知能を活用できる力を身につけられるようにしたいという考えから、民間企業も協力し、教育改革が行なわれています。
プログラミング必修化がスタートした場合、多くの学校では子供向けのビジュアルプログラミング言語などを使って授業を進めていくかと思いますが、戸田市の特に高学年では本格的にコードを書いていくプログラミングの授業も行なわれています。
続いて佐賀県武雄市で、こちらの小学校ではすでに2014年からプログラミングの授業が取り入れられてきました。プログラミングを学んだ集大成として「夢のロボットを動かそう」というテーマのもと、それぞれが考えるロボットを絵にしてタブレットに取り込むという発表会も行なわれました。「毎日忙しいお母さんのお手伝いをしたい」という思いが込められた「お手伝いロボット」などが作られ、お母さんへの感謝の気持ちを伝える機会にもなりました。
プログラミング必修化2019年スタート!
全国で始まる小学校プログラミングの必修化は2020年ですが、一年前倒しして2019年からプログラミング教育を実施する学校をご紹介します。
まずは岐阜県大垣市で、大垣市の小学校では全学年で算数や理科、体育などの教科にもプログラミングの要素を取り入れていくようです。高学年では総合学習の時間をプログラミング教育にあて、ドローンやロボットカーを使ってプログラミングを学んでいきます。
次は和歌山県です。こちらでは県内にあるすべての公立小学校で2019年度からプログラミング教育がスタートします。さらに同県では中学校や高校でも2019年度からプログラミング教育を必修化し強化していくということで、高校までに実際のビジネスでも使われるプログラミング言語でプログラムを作成する力を養うことを狙いとしています。全公立高校での必修化は全国にも例がなく非常に画期的なことです。
いかがだったでしょうか?今回ご紹介した学校以外にもプログラミング教育を導入しているところはまだまだあったと思います。このようにたくさんの学校で導入されていくことは、プログラミングスクールの講師をしている私としては喜ばしいことです。2020年に向けて着々と準備を進めていきたいですね。
参考
和歌山で1年早く実施される小学校プログラミング教育必修化の話
http://urx3.nu/4pfw
日本でも!プログラミング教育先進都市は?どんなことをやっているの?
https://coeteco.jp/articles/10247
各スクールレッスンで大好評!プログラミング脳を養う「西嶋式プログラミングパズル」
ステムアカデミーキッズ開発者の西嶋孝文氏によって考案されました。このパズルの対象者は小学校低学年~ご年配の方まで、幅広い方々が楽しめます。パズルを通してプログラミング思考を養い、プログラミングの考え方や記号の使い方を学ぶことはもちろん、考える力、論理的思考力、推理力、問題解決力、集中力などあらゆるスキルを身につけることができます。
ぜひ沢山の人に楽しく学んで頂き、これからプログラミングを学んでいくための素地となるパズルになっていけば幸いです。ぜひチャレンジしてみてください。
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※プログラミング脳を育てる「西嶋式プログラミングパズル」(c2019 StemAcademyKids Nishijima Takafumi)は、色・サイズ等を加工してご家庭や個人でご使用いただくことができます。但し、再販売・再配布を禁止致します。また著作権はステムアカデミーキッズ開発者に帰属します。商用利用をご希望の方は、ステムアカデミーキッズ事務局へお問い合わせくださいませ。